GHK AKM 経過その後
ショボショボ弾なんですが、インナーバレルや仕込む棒の大きさはあまり関係ないみたいです。
この低初速弾なんですが、セミでは起きません。必ずフルオートの時に起こる。
またその際に単に低初速弾を吐くだけでなく、他にも変わった挙動を示します。
具体的には、
- やたらカン高い音で通常とは違った挙動のブローバックを伴う。(空撃ちの時も発生)
- ボルトが不完全な位置で閉鎖する。
- マガジンが生ガスを吹いた時に起こる挙動と似ている。
この時ボルトが不完全閉鎖をしているため、チャンバーの気密を保てずショボ弾を吐くんだと思います。
で、このカン高い音のブローバックなんですが、マガジンにガスを充填した直後にやたら頻発します。
ある程度撃ちこんだあとには発生しません。
なので、今のところ対策としてはガスを入れすぎないようにするしか予防策はないです。
単に生ガス噴いてるのが原因かもしれませんが、ショボ弾吐くなんてのはあまり他の機種じゃ見られない問題なので不思議。
ちなみにこの現象、フローバルブの位置をノーマルに戻しても発生します。
ただ、バルブを弄ることでこの現象が起こりやすくなるかどうかなどの影響については現時点では不明。
また他の個体についてはわかりません。
GHK AKM その5
遅くなりましたが初速の調整の仕方を書いてみます。
ただ、まだ色々試している最中なので参考にならないかもしれません。
前回の話は、PDWとAKMのフローティングバルブの位置の差異についてでした。
で、そのバルブの位置を変更できれば燃費が改善するのではないかというのが今回の話です。
ご覧になればお分かりいただけると思いますが、このフローティングバルブは後端から真ん中あたりにかけて溝が彫ってあり、
そこに固定ピンが通っています。
そして問題のバルブの位置なんですが、その溝と固定ピンの関係できまります。
図中、紫で囲ってある位置に詰め物をすればバルブの位置も必然的に変わるわけです。
以上の写真のような小さな棒(全長8〜9ミリ程度)をスリットに挿入して位置を調整する方法です。
棒の挿入の仕方ですが、まずノズルを取り出した後、固定ピンを抜きます。
ボルトの分解方法については省きますが、固定ピンを抜く時は写真の様になっているので注意してください。
方法その1 矢印の穴から棒を挿入して固定ピンを元に戻す。
方法その2 フローティングバルブは回転するので、回すとガスポートから溝が見えます。
かなり急いだ内容で申し訳ないですが、
以上で終わりです。
以下、経過だけ書きます。
かなり主観入ってますのでご注意。
直径2ミリの棒を挿入。
ほとんど発射側のガスを絞った形になるので、明らかに冷えの改善の効果あり。
ただ、低圧になると弧を描いて手前に落ちるような低初速弾が頻発。→×
直径1.5ミリの棒を挿入
バルブの位置はPDWのエンジンより発射孔寄りの位置に。
ノーマルとの違いがあまりわからなくなる。効果なし?
ただガスが低圧状態のフルオートで上記の低初速弾が頻発。
GHK純正のバレルは全長400ミリのかなり長めのしかもルーズバレルで、これが低圧の時にロスになっているようなので、長さ200ミリ程度の6.03タイトバレルに交換。
低初速弾は頻度は減った(ように感じる)けども、たまにブローバックが不安定になって混じることがあり。
Real Sword M4がスゴイ件
なんかRSのガスブローバックM4が素晴らしいことになってるんですが。
- 実サイズでミルスペックなみのタフさ。
- スチールボルトやスチールトリガーなど、豪華な素材を多用。
- 鍛造加工7075-T6ジェラルミンを切削し、ハードアルマイトで仕上げたレシーバー。
などなどなど…
特にレシーバーがスゴイですね。
この間のイノカツのフレームなんですが実は再Hアルマイトに出しまして、
その時わかったのですが、どうもイノカツ2009はA6000系で出来ているみたいでした。
(現品票にはA6000系との記述)
現在のところGBBM4の中で最硬度を誇るイノカツですが、
この広告が事実ならRSはそれを上回るデキになる?
これまではGBBM4の双璧ともいえるPRIMEイノカツを超えるM4は存在しませんでしたが、
ようやくそれらを超えるM4が登場するのかもしれません。なんつって。
ちょっと期待。
GHK AKM その3
上の画像はGHKAKMのローディングノズルのイメージ図です。
見えやすい写真が取れなかったので簡単に図面にしました。
まあ、割とありふれた平凡な負圧型のブローバックエンジンという印象ですね。
バルブ、ピストン、シリンダーだけで成り立ってて、それら以外のギミックは一切なし。
ちょ〜シンプルで原始的ですらあります。
前作のGHKPDWやKSCのシステム7TWOもこれでした。
で、こんな今更なことを書くために画像作ったのではなくって、
以前やった「このAKMは燃費や初速調整できるかも」って話の前置きのためです。
長ったらしくなりますが、
すでに述べたようにエンジンはPDWとほとんど一緒です。
でもAKMはPDWほど元気に動きません。
ブローバックのストロークが伸びたこと(WEM14やWAM4クラス)や、
ボルトが大型化したことによる作動ロスも原因だとは思うんですが、
どうもそれだけじゃないようです。
以下、PDWとAKMのノズルの比較。
違いはバルブの位置です。
PDWはバルブの位置が発射ガス孔寄りになっているのに対して、AKMの初期状態はそれより後ろの位置でボルト側の穴をほとんど塞いでる形になっています。
つまり、
PDWは弾の初速低め、ガスの切り替えが早めに設定されているのに対して、
AKMは初速高め、ガスの切り替えが遅くなるように設定されてます。
NPAS弄ったことある方はすぐにわかると思うんですが、
AKM側のような設定は非常に燃費が悪くて鬼みたいにマガジンが冷えやすいです。
同種のエンジンなのに、AKMだけ動きが鈍いのはこれが原因なんじゃないかと。
ただこれは海外版の話なので、国内版は134aでも動くようにセッティングされているかもしれません。
…つづきます。
GHK AKM その2
AKMですが、ちょっとした細工でNPASみたいに燃費と初速を変更できるっぽい。
ただ劇的な効果が望めるかどうかはわかりません。試行錯誤中。
GHK AKM
最初注文した時は、「もう無い。」と言われたんですが、「やっぱりあるよ。」と。
一体どっちなんだと。まあ手に入れば文句はないけど。
通常版との違いは、フォアグリップ&グリップ、ストックが実物のものになってるとか。
あんまり良い写真じゃないんですが、今回は簡単なレポだけ。
外装はほぼ全体がスチール製です。アウターバレルだけアルミか何かなにかだと思いますが。
全体的に綺麗に仕上がっていて、従来のGHK製品と中ではかなり突出した品質になっています。
細かい寸法違いはあるかもしれませんが、高級長物GBBと比べても遜色ないレベルのクオリティーです。
問題の作動ですが、リコイルはなかなかのモノがあります。
この手では最大クラスのWAM4SVやWEM14くらいはあるんじゃないかな。
(※後々、撃ち比べたんですが流石にWAM4ほどはないかも。)
しかしGHKマグの宿命なのか、冷えに弱く、
大きなリコイルも2発目以降では元気がなくなるように感じます。
ただこれは後述の問題もあると思うのでちょっと現状では評価が難しい。
面白いのはオートストップ。
従来のガスブロはホールドオープンした後でも、一度ボルトやスライドを引いて元に戻せばストップが解除されて空撃ちができましたが、
GHKAKMの場合、
オートストップ後は、弾を込めたマガジンを挿入する以外の手段ではストップを解除できないようになっています。
つまりより実銃ライクな操作になっていて、
最終弾を撃った後は、ボルトを引こうが空のマガジンの挿し入れをしようが、弾をロードしない限りはトリガーを引いても見せかけだけのブローバックが起こらないようになっているわけです。
さすがGHK。毎回面白いギミックしこむなぁと。
ベタベタ褒めちゃう。
が、
ガス漏れ
がありました俺の個体は。
日本のために祈ってくれるのはすごい嬉しいんですが、
俺に対する気遣いは今ひとつだったようです。
しかもこのマグ少し厄介な構造してるんですよね。
どうしたもんか。